質屋と買取店の違いって何?
質屋と買取店、どこか違うところがあるの? そんな疑問の答えを探してみましょう。
まず質屋の業務を探ってみましょう。
質屋の主な業務は3点あります。まず一つ目は買取です。こちらの業務は最近ではチラシやネットでも盛んに宣伝したりしているのでお馴染みでしょう。言うまでもなくお客様がお持ち込みくださったお品物を買取をさせて頂きその代金をお持ち下さったお客様にお支払いすることです。世間一般では質屋と言えば買取をするお店というイメージが強いかもしれません。それもそのはず、買取店が多くできる以前は質屋しか買取をする場所がありませんでしたから。今でこそリサイクル店が乱立しておりますが、それ以前は質屋は買取をするお店でもあり中古品販売の場所でもあったわけです。
そして二つ目は融資です。融資と言いうとかなり大層に聞こえますが、融資とは自分の品物を査定してもらい、それを担保にお金を借りてもらう業務です。これを「質預かり」と言いまして、質屋はこれを主な業務としていました。もちろん現在もこの業務が質屋の最大の特徴でありますので注力しております。三つ目は販売の業務です。買取をさせて頂いたお品物や質流れ品をネットや店頭で一般のお客様に販売させて頂いております。
一方で買取店の業務も見ていきましょう。
買取店は言うまでもなくお持ち下さったお品物を買取させて頂く買取の業務がメインです。そして販売の業務も行っているお店もあります。業者や一般ユーザーどちらにも販売しているお店が多いと思います。
以上のことから買取店と質屋の違いはお分かりですね。そうです、質屋は質屋特有の業務である「融資」が行えることが最大の特徴です。この業務は買取店には真似ができません。買取のお店ではお品物を一旦買い取ってもらうとまた改めて買い戻さないとお品物が戻ってきませんが、質店で「質預かり」をした場合には融資によってお金が支払われるので品物を預からせて頂いております間に質料と元金をお返し下されば自分の品物は手元に帰ってきます。上手に質店をご利用くださるといざと言う時かなり心強いもう一つの「サイフ」ができますね。